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さくらんぼを使って、新しいエキス作りに挑戦。

米どころとして有名な秋田県は、実は果物の宝庫でもある。県南で豊かに実ったさくらんぼの美味しさと感動を、ぎゅっと濃縮したエキスづくりに挑戦してみた。

6月下旬。

続く曇天になんだか気分が晴れ切らない日々を送っていると、知り合いの農家さんから、ひなたエキスに宝箱が届いた。秋田県の県南で育った、採れたてのさくらんぼを送ってくれたらしい。

箱を開けると、つやつやと紅く輝く、ぷりっと可愛らしい粒々が並んでいる。その実の綺麗さに引き寄せられて、気がつけば、ひと粒パクリと口に入れていた。肉厚な果肉からジュワッと広がる酸味がたまらない。やっぱり、さくらんぼは採れたてをそのまま食べるのが一番好きだ。

さくらんぼはとても繊細な果物で、美味しく頂けるのは収穫からわずか2~3日と、とても短い。せっかくの貴重な機会なので、お腹がいっぱいになるまで、生のさくらんぼを思う存分楽しませてもらった。それでも幸せなことに、箱の中にはまだ沢山のさくらんぼが残っている。もっとこの美味しさを楽しんでいたくて、さくらんぼでエキスを作ってみることにした。

エキス作りは、奥が深い。どの果物でも、初めは何度も失敗する。今回も、いつものように、さくらんぼの風味と色を活かしたエキスを目指して試作を始めた。

最初は、砂糖を入れすぎたらしく、加熱したらさくらんぼの風味がいなくなってしまった。また、種を取るのに手間取っていると、その間に酸化が進み、実や果汁が茶色く変色してしまった。こうした反省を踏まえて、砂糖に漬けるタイミングや、加熱するタイミングなども変えながら、色々と試していくうちに、なんとかさくらんぼのエキスにピンク色が残るようになった。

やっとできた、とひと息ついて味見してみると、とても柔らかく、優しい味がした。しっかり甘みもあるけれど、さくらんぼの軽やかな酸味も残っている。うん、美味しい。砂糖を少なくしてみて正解だったな。こうやって、そのまま食べた時の感動をぎゅっと詰め込んだエキスにして、長く楽しめるようになるのはやっぱり嬉しい。果物ひとつひとつの特徴をよく観察して、その個性を残したままエキスにするための工夫を、もっと学んでいきたいなと改めて思った1日だった。

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なつの

なつの

ひなたエキス田沢湖店店長

最近、秋田県の田沢湖に移住してきて、小さな家を借りて田舎暮らしを始めました。自然に囲まれた毎日の生活がとても楽しくで、すっかり田沢湖がお気に入りです。湖と山がとても近くにあるので、色々な自然体験に挑戦中です!

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